やりたい仕事とやりたくない仕事
自分は「仕事にこだわりはないが、やりたくない事は多い」という幼稚な思考回路を持っている。そのやりたくない事の一つが、「法人向けアプリ」だなと。
別にアプリじゃなくても、業務システムなら法人向けが大半だろう。けれどアプリ業界に来てからは特に、個人向け(消費者向け)のプロダクトの案件という選択肢も多くなったため、法人向け案件が苦手になってしまった。
法人向けアプリ開発の「やりたくないポイント」
- 自分がそのユーザーになることが基本ない
- 業務が難しい(知らんし)
- 機能数が多い、膨らみがち
- ユーザーも好きで使っているわけではないので、意見が厳しい
- 品質面での要求が高い
- バグでも企業間の喧嘩沙汰になり胃に悪い
- プロダクトオーナーがいない(プロジェクトの目指すビジョンが無い)
- これ俺作ったで!って人に見せて自慢できない
このあたりが積もりに積もって、保守的(消極的)で改善のままならないプロジェクトになっていく気がする。ゾンビ爆誕。
法人向け・業務向けのプロダクトは「好きで使ってるわけじゃない」
あまり強調して書く必要ないんだけど(個人の憶測なので)。
個人向けアプリはユーザーが好きで選んでインストールしてくれたアプリなので、多少なりとも好意や好奇心から使ってくれているだろう。レビューも書いてくれるしね!
だけど法人向けアプリは、「(好きでもない)仕事で指示をを受けて(嫌々)」使うだろうから、なかなか愛着もわかないだろう。
自分の仕事で作ったものが、そういう気持ちで使われるのはあまり良くないなと思ってしまう。
この話書いてて気づいたコロナ下での例外
個人向けのアプリでも「好きで使ってるわけじゃない」もの結構あるかもな。
厚生省の「接触確認アプリ(COCOA)」とか。あれが出だしで批判というか強めのレビューを受けたのも、そのへんの感情がこもってるように思える。